事前に家族に相談しておく

SEが独立を考えるようになったときに重要なのが、家族の合意を取ることである。
もともとSEとして働いていて将来的には独立したいと考え、普段から家族に相談してきたという場合には大きな問題とはならないが、配偶者に全くその話をしたことがないということも珍しくはない。そのようなとき、独立準備をする上で大きなハードルになっていることが多いのが現状だ。

特に一家の大黒柱として働いている場合には大きな問題になりやすい。
SEとして企業で働いているときには収入は安定していて、少なくとも会社が倒産しない限りは身分も保証されている。しかし、独立してしまうと収入は自分で仕事を手に入れて稼がなければならず、収入額が安定しないだけでなく、ともすると長期間に渡って収入が途絶えるリスクもある。
また、いつまで収入があるかという観点から、将来性においてもリスクを負うことになることは否めない。
その点を家族に伝えると、あえてリスクを取らずに企業で働き続けた方が良いのではないかという話になってしまいやすい。
エンジニアとしての能力を高めたり、やりたいことをしたりするためには必要だという観点から説得して納得してもらうのは、容易ではないだろう。

理解力のある家族であれば大きな問題は生じないが、早めに相談するに越したことはない。納得してもらえれば独立準備を助けてもらえるだけでなく、独立してからも心強い支援を受けられるようになる。

◎家族を説得する前に自分自身が把握しておくべき情報・・・http://kigyo-se.com