SEがフリーランスを始めるときには十分な独立準備をしておくのが重要だが、具体性がないとあまり役に立たないので注意しなければならない。
フリーランスとして働く場合、仕事の案件を探して請け負うことが必須になり、個々の案件に対してある程度の時間を費やしていくことで報酬を手に入れられるようになるのが基本だ。そのため、仕事の案件の受け方を詳細かつ具体的なプランにしておくのが望ましい。
案件の探し方を選ぶのも大切だが、実際にどのような案件をどの程度の数受けるのかまで決めておくに越したことはない。
フリーランスを始めたときに様々な案件があって目移りしてしまい、仕事の請け負い過ぎになってしまって消化しきれなくなるというケースはしばしばある。時間の使い方をよく考えてプランを立てておけば、このような失敗は回避できるだろう。
この際に重要なのが、一日、一週間、一年といった異なるタイムスパンで希望と目標を考えておくことである。
一日のどの程度の時間を仕事に費やすのか、一週間のうちで休みはどの程度にするのかといった形でプライベートとの兼ね合いや体力も考えてプランを決めると良い。個々の案件の内容と照らし合わせてみると、請け負って問題ないかどうかを吟味しやすいだろう。
また、一年というタイムスパンでもプランを立てておく必要があるのは、契約期間が比較的長いものが多いためだ。個々の案件にかかる期間を考慮する上では、一年という長さで仕事をどのように請け負っていくかを考えておくことが重要になる。